Undine

憎んだり愛したり忙しい

不倶戴天

この部門においては多分どんな男性も彼を越えられないから、同じベクトルで勝負になっちゃいそうな人はもう探さないことにした。

多分、まさに夢やら恋そのものだった。痛くて痛くて、痛さを覆い隠す(誤魔化しのような)快があった。でもそんなのは全くもって、脳が見せたまぼろしで、未来や将来、結婚にはなり得なかった。
誤解を恐れずに言えば、不純物なんてなにひとつない、限りなく透明の性欲だった。

お父さんもお母さんもきっと一生しらない。化け物の形をした私は、二人寝の夜にだけ現れる。


もうそういうことは多分一生しない。

前後不覚になってタクシー、狡兎三窟・新宿三丁目日比谷公園で息が重なる、無粋な指がかなしい。乱暴、苦しくて痛い。だから、やめてやめてもっとして。
20代前半のうちにこんなにも痛くて苦しくて気持ちいい思いできてよかった。きっと10代だったら殺されていたし、30代だったら死んでいた。

幸せな思い出なんて思い出さなくていい。
ぐずぐずに泣きながらしたあれこれのことだけ時々チラと思い出して、うまく説明できない苛立ちで髪を乱していればいい。
(あなたは人の感情に無頓着な馬鹿だから知らないだろうけれど、私はそれを罪悪感と呼ぶ。)


私の隣にいるあなただけを愛していたし隣にいないならあなたは死んだほうがいい。
あなたの機嫌なんてとる気はなくて、あなたがずっと私の機嫌をとっていればよかった。
それは永遠にずっと変わらない。

もう、こんなの、おしまい。
目が醒めた。