Undine

憎んだり愛したり忙しい

ごめんなさい

久々にライブハウスというか、音楽をなまで聴いてみたいなと思っている。

音楽やってる人ってどうしてこう、プリミティブなところに刺さってくるのかなあ。気持ちよさ。ほんまでっかTVでもそれらしきことを言っていたね昔。

そういうのいいなあ。音楽やってみたい。

昔ピアノは習ってたけど、多分もう弾けない。
弟に、アコギはじめたいんだ〜、と言ったら、良いじゃん、と笑ってくれた。
あー良い歳して、なんの許しを誰に得たかったのかな。


私にはそういうものが多すぎる。


きっと昔から、何かを楽しんでやるというのが苦手。
人前に出たら、人に知られたら最後、ああだこうだと評価されてしまう気がして苦しくなってしまう。
勝てない試合なら挑みたくないような、自意識過剰な臆病さがあった。

でももう大人なんだから。
自分のことは自分で楽しませないといけない。
そういうしがらみから自分を解き放ちたい。
本当に最近、いい意味で視線から解放されつつある。
楽しくないことは無理に学ばず、楽しいことをしたい。
あえていやらしい言い方をすれば、そろそろセルフプレジャーの仕方を覚えないといけない。生まれてこのかた、人によろこばせて頂いていた身だった。

近頃はもう、1人でいる時が1番気楽だ。
でも、2人きりで話したい時もある。
ちょっと最近、良い感じに寂しくなってきた。

今まで感じていた淋しさは、もっと暴力的だった。
お腹が空いた時と一緒。口にものを入れないと、心が落ち着かなかった。相手の都合なんかどうでもよくて、貪れれば、それで構わなかった。
相手のこと、自分と同じ人間だとは思ってなかった。
優しさもふれあいも消費財だった。
だから、補給の必要性があった。
諸々の、奇跡だったり宝石なんかを、ただの食べ物だと思っていた。

人生には取り返しのつかないことがおおくて、考えただけで息ができないほどの罪だってきっと私は犯したのだと思う。
私は私を求めた人の手を、振り払っては平気で笑っていた。醜いとか言って馬鹿にして。浅ましいとか言って嘲った。
自分が昔負った瀕死の重傷、それさえ理由にすれば、無闇矢鱈に人を刺し続けてもいいと思っていた。

思えば、ごくたまにいる親切な人は、私のことを叱っていた。
今更本当のことに気づいた。
私はそういう人を、強くて、強すぎて、弱者の気持ちや被害者感情がわからない、酷い人だと思っていた。もうとっくに私は被害者でも弱者でもなくなっていたのに、だ。
言い訳したいこともたくさんあった。謝りたいことだってたくさんある。
でも、言葉にするにはあまりに押し付けがましいから、もう誰にも言ってはいけない。許されたいけど、どこかにしまっておかなくちゃ。許されたいだなんてわがままだ。許されたいなら、はじめからしてはいけない。

今日からなら人を大切にできそうな気がする。
もう今更遅いのかなあ。

謝ろうとした。でも、何言ってんだおまえ、ってあなたは笑う。おかしなやつ。そろそろ死ぬのか。
困らせちゃった。ごめんなさいって言って、ごめんなさい。明るくしていなきゃ。